プール・ボランティアとはabout us

プール・ボランティアとは

プール・ボランティアは、お互いに協力しあって育てていく共同事業です。

わたしたちの考え方

営利目的の業者ではありません

プール・ボランティアは、障害者・高齢者の水泳指導を「請け負う」業者ではありません。プール・ボランティアの活動は、事務局ボランティア会員利用会員の三者がお互いに協力しあって育てていく共同事業です。

活動のねらい

プール・ボランティアでは水泳のストロークを教えるより前に、水と親しみ、水遊びの楽しさを伝えることからはじめます。「今日は楽しかったなあ。また、プールに来たいなあ。泳ぐことって楽しいなあ。」障害者や高齢者のみなさんに、そう感じてもらうことがねらいです。目標は、25mを泳げるようになることです。

5大特徴

  1. 障害者専用施設でなく、一般市民プールを利用しています

    障害者も健常者と同じようにプールに行ける社会の実現を目指し、ノーマライゼーションの推進に寄与したいと考えています。そのために、障害者用施設で、障害者を隔離して泳ぐのではなく、一般市民が利用する公営プールで、一般の利用者のみなさんの理解を得ながら活動しています。トラブルがあったとしても、それがノーマライゼーションの第一歩だと考えています。

  2. 保護者はプールには入りません

    障害児の親子スイミングは、よくありますが、プール・ボランティアでは保護者は観覧席で見学して頂いています。「保護者や学校の教師以外の人(ボランティア)と出会い、一緒にプールに入ることで障害者(児)自身が、コミュニケーションをとる力がついてきた」との声が多いです。また保護者のみなさんが、しばしの時間、子どもと離れてのんびり過ごしてもらえることも利点の1つです。

  3. 完全マンツーマン体制です

    身体障害者(児)、知的障害者(児)を問わず完全マンツーマン体制、もしくはそれ以上の体制でサポートしています。水の中での活動ですので安全を第一に考え、子ども達の性格や障害、体格にあわせてボランティアとの組み合わせを考えています。

  4. 有償で活動しています

    お金をいただくことにより、事務局と障害者の間で、風通しのよい対等な関係を作りだすことができ活動が長続きしています。

  5. オンリーワン

    こういう活動を実践しているのは、日本中では他にはないと思います。そして、こういう活動を「泳げるボランティア」を活用して、NPOが運営していることも、他にはない先駆的な事業です。

活動当日の流れ

  1. ロビーで利用者(保護者含む)とボランティアスタッフが会います。
  2. 「申し送りノート」を読みます。
  3. 入場受付を済ませます。
  4. 保護者が本人の更衣を担当します。
  5. 保護者からボランティアスタッフへ本人をバトンタッチ
  6. シャワー → 準備体操 → 入水 → 水泳指導(約1時間半)
  7. 退水 → 整理体操 → シャワー → 保護者に合図を送って更衣室でバトンタッチ
  8. ボランティアスタッフはロビーで「申し送りノート」に記入します。
  9. 本日のプールでの様子を保護者にお話します。
  10. 終了・解散です。

設立趣旨

イメージ

水の中を歩く動作、浮力を活用しての運動、水圧や水の刺激と呼吸など、リハビリテーションを含め水泳や水を活用しての運動は、障害者や高齢者にとって生理学的にも心理学的にも、また、社会学的にも大変に良い効果があります。(日本赤十字社 水上安全法講習教本)

私たちはこれら「水」の特性に着目し、障害者や高齢者をプールに案内し、楽しく安全に「水」に親しんでもらおうと考えました。しかし、陸上でのボランティアはたくさんいますが「水」の中のボランティアはほとんどいません。

そこで、1999年5月22日、文部大臣認定の水泳教師、日本赤十字社の水上安全法・救急法の指導員、ライフセーバー、スキューバーダイビングのインストラクターなど「水」の専門家が集まって「プール・ボランティア」という非営利目的の団体を設立しました。障害者も高齢者も一般の健常者と同じようにプールへ行くことができたら、どんなにすばらしいでしょう。

ところが現実には、まだまだ「水」の世界にはバリア(障壁)がいっぱいなのです。

私たちは、障害者も高齢者も健常者と同じようにプールに行ける社会の実現を目指し、ノーマライゼーションの推進に寄与したいと考えています。

そのほかにも「人に優しいプール」をテーマに、障害者や高齢者の視点に立った「プールのバリアフリーマップ」の作成やプールの設計段階から運営管理まで、相談・提言も行っています。

  • 「バリアフリー」 障害者や高齢者が生活する上で、障壁がないという意味
  • 「ノーマライゼーション」 健常者も障害者も全く同じように生活すべきだという考え方

水中プログラム

基本的な水中プログラム

基本的な水中プログラム

  1. 水面に顔をつけることができる。
  2. 頭まで完全に水没することができる。
  3. 前向き、後ろ向き、横向きに歩くことができる。
  4. ゴーグルをつけて潜ることができる。
  5. 水中で鼻もしくは口から息を吐くことができる。
  6. 背浮き、伏し浮き、立ち方ができる。
  7. 水底に、お尻、おへそをつけることができる。
  8. 股くぐりができる。(プルやキックでの潜行)
  9. 自分で壁を蹴ったり、押してもらったりして「け伸び」の姿勢ができる。
  10. 前転、後転、横転ができる。(水中でのボディコントロール)

シャワーを浴びることができない、プールへ入水することができない、 スイムキャップやゴーグルを着用できないという利用者については、 いろいろなアプローチを試みながら、焦らずゆっくりと誘導していきます。

クロール、平泳ぎなどのストローク練習へ

以上のプログラムは一般的なプログラムですが、ひとりひとりには個性がありますので、これにはこだわりません。対象となる利用者の障害の種類、程度、こだわり、年齢、体力、泳力レベル、当日の意欲や体調、プールの広さ、明るさ、混み具合、音響や水温、ジャグジーの有無、その日の天候、担当ボランティアの性別、経験、能力などによってプログラムは調整されます。

「浮き具」は基本的に使用しません。動きが制御されて泳ぎの上達が遅くなるからです。ボランティアの手足が最も上質な「浮き具」です。補助については「L字介助」や「手のひら介助」を心がけています。

泳がせるのではなく本人が泳ごうとする時に必要最小限の補助をします。

当日のプログラムの内容につきましては、「申し送りノート」などを参考にして、すべて当日の担当ボランティアが決定します。

プール・ボランティアのボランティアスタッフは、その多くが、応急手当や障害者水泳に関する有資格者で構成されています。

NPO活動総合保険

プール・ボランティアで加入しているNPO活動総合保険について

1人につき 年間保険料1,000円 あいおい損害保険株式会社

NPO
賠償責任
保険
賠償責任
(免責金額なし)
対人・対物 1事故・保障期間中2億円
受託物・借用物1事故50万円
(現金は10万円)
人格侵害
(免責金額なし)
1名 50万円
1事故・保障期間中 100万円
事故対応費用 1事故・保障期間中 500万円
見舞金費用 死亡 1名 50万円
後遺症 程度に応じて 1.5万円~50万円
入院 入院日数に応じて 2~10万円
通院 通院日数に応じて 1~5万円
NPO団体
傷害保険
(2口)
死亡・後遺症障害保険金 400万円
入院保険金日額 4,000円
手術保険金 程度に応じて入院保険金日額の10・20・40倍
通院保険金日額 2,000円

保険の対象となる例

  • ボランティアがプールサイドで転倒してケガをした
  • 利用者に噛みつかれてケガをした
  • ボランティアの過失により担当の利用者にケガを負わせてしまった
  • ボランティアの過失により担当の利用者の持ち物(ゴーグル、カバン、メガネなど)を壊してしまった
  • ボランティアの過失により障害児が施設の備品を壊してしまった
  • プールへの行き帰りの事故(自分の運転による自動車事故を除く)でケガをした
  • 障害児が、ボランティア以外の人にケガを負わせてしまった

保険の対象とならない例

  • ボランティア自身の持ち物(ゴーグル、メガネ、現金など)を担当の利用者に壊されてしまった。
  • 腰痛 ⇒ 一種の「職業病」と考えられ「急激かつ偶然な外来の事故」には当たらないから。
  • 活動場所へ車で行った場合の車両事故 ⇒ その車の保険の適用が優先されます。
  • 不可抗力の事故による利用者のケガ ⇒ ボランティアに過失がなければ保険の対象にはなりません。
  • 日焼け、熱中症

注意

保険の対象となる事故が発生した場合には、速やかにその第一報を事務局までご連絡ください。(詳細は不要です。)事故発生日より30日以上が経過している場合には、保険金が支給されない場合があります。

年間イベント

PV in 鶴見緑地(つるみりょくち)プール

PV in 鶴見緑地プール

春・秋に開催。春は3月末の日曜日、秋は9月の祝日、普段は各プールで活動しています。総勢約130人でプールに入ります。
(撮影:2018年4月:プール・ボランティア)

PV in ラクタブドーム

PV in ラクタブドーム

ラクタブドームのプールを貸し切って毎年8月中旬に開催しています。
(撮影:2018年8月:プール・ボランティア)

PV設立記念パーティー

PV設立記念パーティー

プール・ボランティアは1999年12月9日に法人格を取得しました。 毎年、12月上旬に設立を記念してパーティを開催しています。ボランティア会員が一同に会して親睦を深めています。
(撮影:2006年12月3日:広報写真ボランティア)

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